自己都合で退職した場合は、3ヶ月間の給付制限が発生します。
退職後、失業保険給付の手続きをして実際にお金が振り込まれるのは3ヶ月間の給付制限が過ぎた後になるので実際は退職後4ヶ月後程度になります。
この給付制限をなくす方法があります。
▼会社都合の退職にしてもらう
会社都合の退職の場合は3ヶ月間の給付制限はありません。
ですが、会社にそんなことを頼んでも無理です。
なので、ハローワークの方で会社都合の退職にできないか相談してみるのです。
リストラや倒産でなくても、「過酷な時間外労働」や「職場でのイジメ」などの事実があれば会社都合の退職に持っていける場合もあります。
▼公共職業訓練を利用する
公共職業訓練とは求職者が就職に必要な技能や技術を勉強するために国と県が行っている職業訓練のことです。
この、職業訓練を利用すれば給付制限を免除することができます。
さらに給付制限が免除されるだけでなく下記のメリットがあります。
・無料で技術や知識を得られる
・失業保険の給付金以外にも通所手当や受講手当などを受け取れる
・職業訓練校に通っている間は受給期間が終了しても卒業まで受給を受けることが出来る
・給付金を受けるための手続き等も学校が代行してくれる
まさに至れり尽くせりですが、誰でもこの学校に入校できるわけではありません。
雇用保険の受給資格者で、面接や筆記試験をクリアした方のみです。
(職業訓練校によっては受けられないメリットもあります)